ガスペリーニはローマでも長期政権を築くか デ・ロッシも願う成功「ガスペリーニを任命したクラブの決断は、前向きなもの」

ローマの指揮官に就任するガスペリーニ photo/Getty Images

続きを見る

昨年は監督人事で迷走した

昨年1月にジョゼ・モウリーニョを解任して以降、ローマは監督人事で迷走の1年半を歩んできた。

クラブのレジェンドであるダニエレ・デ・ロッシがモウリーニョの後を受けたが、8か月で解任。この判断には疑問の声も多かったが、ローマは2024-25シーズンの立て直しへイヴァン・ユリッチを招聘した。

ところがユリッチの招聘は大失敗に終わり、2か月と持たぬうちに解任。最終的にはベテランのクラウディオ・ラニエリがチームを立て直すことになり、ラニエリのおかげで5位フィニッシュを果たすことができた。
そのラニエリも2024-25シーズン終了をもって退任となり、新シーズンからはアタランタを指揮してきたジャン・ピエロ・ガスペリーニがチームを指揮することになる。

この人事について、デ・ロッシは伊『Sky Sport』にて、アタランタ時代と同様に長期政権を築いてほしいとエールを送る。

「ローマとの別れは残念ではあったけど、前向きなものではあった。クラブには感謝の気持ちでいっぱいだし、良い思い出もある。いつかまたローマに戻るか?もしかしたら、戻るのが早すぎたのかもしれないね。ただ、ガスペリーニにアタランタ時代のように長く活躍してもらい、同じような達成感を味わってほしいと思っている。ガスペリーニを任命したクラブの決断は前向きなものだよ」

ガスペリーニはアタランタで実に9年も指揮を執ってきた。独特な哲学を浸透させるには時間がかかるかもしれないが、アタランタで見せていた魅惑の攻撃サッカーをローマに落とし込めれば面白い。サポーターもそれに期待しているはずで、新シーズンからのローマが楽しみだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.306 日本代表の本当の評価

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ

OSZAR »